講師:阪南大学 経営学部 片渕卓志教授
レポーター:MTCA会員 長谷利男
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日本の自動車産業の現状を捉える ~世界の動向を参考にして~
◆セミナー開催背景
本セミナーを企画したのは1年ほど前、その時点 では現在のような自動車産業の大変革は予測できませんでした。
ご承知のように昨年(2024年)12月26日に日産自動車(株)と本田技研工業(株)は統合合意を発表しました。
そして、本年1月29日、少し大げさですが、歴史的意義のあるセミナー開催となりました。
ご担当いただきました片淵教授には当初ご案内したカリキュラムに準じながらも、講演資料の作成並びに狭い会場スペースでのオンライン配信等、ご尽力・ご協力いただき感謝いたします。
それでは、講演での配付資料並びにアンケート結果等から振り返ってみます。
セミナーの内容
<配布資料> (MTCA会員&一般参加の方に限り、下部ボタンよりダウンロード可能です)
1.転換点コロナ・パンデミック前の状況
2.コロナ・パンデミックで加速したEVシフト
3.世界的なEVシフトの目的
4.日本メーカーの反応
5.攻めるテスラ、BYD、どうするトヨタ、VW?
6トヨタとVWの覇権からEV戦国時代へ
7.イーロン・マスクと王伝福(テスラとBYD)
8.BYDの王伝福董事長
9.テスラとBYDの「垂直統合」
10トヨタ、VWの状況
11.EUの自動車環境規制
12.合成燃料を利用するエンジン車に限り販売を2035年以降も販売を承認
13.VWの改革
14中国では
15.アメリカでは
16.考 察
◆受講者の感想・意見
<アンケート結果の抜粋>
- セミナー内容全般について
⼤変有益57.1%、有益28.6%、やや有益14.3% 合計100%
2.感想・意見
☆研究者の視点から⾃動⾞産業を深堀りしての話の展開、勉強になりました。
☆EVについての現状の情報有意義だった。
☆EV⾃動⾞の熾烈な競争の中の⽇本の⽴ち位置が定量的に把握でき有意義であった。
☆EVの国内普及に関して、国のエネルギー政策に関わる問題提起に興味があった
☆EV競争が経済、国家の威信をかけた争いになっていることが興味深かった。
また、EU諸国 ではEV購買動機が、環境意識の⾼さ低さではなく、経済性や⽣活環境など他の⾃動⾞と同じレベルで
選ばれているのに驚きました。
☆10年スパンで見ると、⾃動⾞の電動化(EV)と⾃動化(SDV)は避けることができない流れと認識しています。
ただ現在停滞化傾向のあるEVの現状をブレイクスルーする予測、知⾒が知りたかった。
☆⽇本の⾃動⾞産業における中⼩ものづくり分野の事業戦略は如何に︖
☆2023年度で全世界でのEV普及は、18%ぐらい。いわゆるプロダクトライフサイクル論で⾔うところの
イノベーター層とアーリーアダプター層の⽐率とほぼ同じ状況です。
EVは、昨年から世界的な普及率の鈍化が顕著になっています。コストと利便性の壁にあたっているのではないかと考えます。(長文のため以下省略)
等々、まだまだ紹介しきれない感想・意見があります。
*配付資料(PDF版)、講演動画及びアンケート結果についてはアーカイブ(会員限定)を閲覧ください。
◆懇親会での交流と今後の展開
セミナー終了後、片淵先生を囲む懇親会では、聞き漏らしたことや自動車メーカー・自動車産業にかける問題提起・EV・ハイブリッド・日産と本田の行方等々議論
百出で楽しい交流の場になりました。
後日談になりますが、本年2月6日、日産と本田は統合打切りを発表しました。
そしてアメリカのトランプ大統領は2月8日に「自動車関税は25%前後になるだろ」と発表しました。
大変革が続く中、頃合をみてのセミナーの続編、BWSの企画を!
記 (担当 長谷 利男)
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